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-----FG13;エクステンド-----

「さて、ダルたちには連絡したぞ。3時までには帰ってくるそうだ。」
「ええ!?あと4時間も!?」
「無茶言うな。二人ともコミマは相当楽しみにしていたんだ。まゆりはコスプレ仲間に話しもつけなければならんからな。」
「うぅ~。」
我が助手はひどく不満そうだが、仕方ない。むしろ、あの会場で電話にでてくれたダルに感謝せねば。
「…………。」
出来ることもないので、未来ガジェット13号の壊れている過所を検討つけるために覗いてみる。
う~む、やはりダルしか分からなそうだ。
「ねえ。」
我が助手に白衣を引っ張られる。
「どうした。」
「おなかすいた。」
「カップ麺が置いてあるだろう。」
「お湯がない。」
「沸かせばよかろう。」
「台所、届かない。」
「……。」
うう、子供の世話は面倒だ……。
「……子供が火を使うと危ないからな。」
「っっ、うるさいうるさいうるさい!!」

「……♪」
こいつ、本当に紅莉栖か?
目を輝かせ、フォークを握りしめて、カップ麺が出来るのを待っている。
「いただきまーす。」
……妙に素直な気もするし。我が助手は子供の頃、こんなに素直でいい子だったのか……。
「ん~、なんかいつもよりしょっぱい。」
子供みたいに顔をしかめる。
「そっか、子供の味覚は大人よりびんかんだって言うからな。うん、実験にまさるものはなし!」
ダルとまゆり、早く帰ってきてくれ。
「あ!おはしのれんしゅうするチャンスかも!」
食べてる途中なのに、突然立ち上がって台所へ駆け寄る。
「助手よ、行動が幼稚化しているぞ。」
「うっ……否定は出来ないわ……。」
すこし舌足らずで、難しい単語になるとつっかえながら、脳と体の関係について解説してくれた。
「あとさ、岡部。」
「なんだ?」
「おはし、とどかない。取って。」
しばらくミニ紅莉栖は箸の練習をしていたが、結局やめてしまった。
今はフォークで黙々と麺を食べている。
「……ねえ、パパ。」
「……ん?……んん!?」
なんという孔明。あまりに自然すぎて思わず返事をしてしまったぞ。
ミニ紅莉栖もはっと顔を上げ、真っ赤になっている。
「ばっ、バカ!返事するな!なんというこーめいの罠!」
俺のせいじゃない。ほらほら、ばたばた暴れない。お前は今、ワイシャツだけなのだぞ。
「う~~~。」
真っ赤になって膨れている。すねるな、本物の子供みたいだぞ。
「……お、おかべ、…あの…その…」
今にも破裂しそうなほど赤い顔を上げる我が助手。涙目になるな、反則だぞ。
「どうした?こんな状況だ、何でも言うがいい。」
「…あ、あたま…なでて、ほしぃ…。」
急にどうしたんだ、と思ったが、助手は例の父親との過去もある。
さっきの、脳と体の関係の話からすると、父親に甘えたい子供の頃の記憶が蘇ったのかもな。
「…。こうか?」
引き寄せて、そっとなでてやる。
「あと…抱っこも…いい?」
この歳で父親ごっこはアレだが、この際だ、トコトン付き合ってやるか。せっかく助手も素直になったのだし。

「ただいまだお!」
「トゥットルー☆」
コミマ組が帰ってきた。助手はすごい勢いで、シャワー室に逃げ込む。
……ミニ紅莉栖が俺の膝の上に乗っかって、うたた寝していたところ、二人に見られていないだろうな……?
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