@wiki MenuEditViewToolsHelp
SignIn
Create new page
Create new WIKI
Edit this page Copy from this page Rename this page Change Edit-mode of this page Change View / Edit permission of this page
Attach File to this page
Edit Menu
Last Update (diff) History (Backup)
List of Page List of Page with History (Backup) List of Tag Updated information RSS of this wikiUpdated information RSS of this wiki Newly arrived page RSS of this wikiNewly arrived page RSS of this wiki
Search from this wiki
@wiki Guide
add RSS to Google Personalized Homepage
-----FG13-----
「岡部ー、岡部ー。」
「んん……?」
助手の声と、揺さぶりで無理矢理おこされる。
夜更かしのせいで、起きるのが辛い。
ぼんやり開いた視界へ、飛び込んできた光加減を見るに、朝の8時より前か。
「なんだ……どうせ休みだから寝かせてくれよ……。」
うう、辛い。床に寝たせいで、節々の痛みも感じる。
「ダメだ、寝かせろ……。」
「起きてー。」
息が苦しくなったと思ったら、鼻に指を突っ込まれていた。
「分かったよ……なんだなんだ。」
目をこすりながら起きあがる。
夕べは助手と一緒に、未来ガジェット13号の完成祝賀のドクペパーティをしていたからな。
ダルとまゆりは、コミマがあるので早々に帰ってしまったが。何時に寝たかすら覚えていない。
「岡部ー、どうしようこれ。」
「あぁん?」
目をこすり、我が助手を見る。
……小さい。
ダルが見たら、鼻血がファイナルフラッシュするくらいの破壊力だ。
「分からないよぉ。起きたらこんな風になってた。」
紅莉栖の面影はあるが、とにかく小さい。あと着てるのはワイシャツだけ。ダボダボのワイシャツだけ。
「なんだ、ふさけているのか。」
「ふざけて子供に戻れるかjk。ホントにどうしよう……。」
全く、ダルがいなくてよかった。たぶん我慢できないぞあいつは。
ワイシャツ以外の服は、当然ながら体格が合わず、全部するりと落ちてしまったらしい。
……この、痴女め。
「uzeeeee!!」
確かに紅莉栖で間違いないな。

「この未来ガジェット13号が、原因だと思うけど……。」
ダルがくる前に何とかしたい、とのことで、とりあえず二人でガジェットを開けてみる。
「……分からん。」
「あんたって、本当に電工ができないのね。」
紅莉栖に文句を言われるが、仕方ないだろう。中身は基盤萌でコンデンサ萌なダルが一人で組み上げたんだから。
「しかしどうしてこう、新しい未来ガジェットはトラブルを呼ぶのだ。」
前はお互いの体が入れ替わったしな……。
「前は漆原さんが大暴走して大変だったわよね。」
「危うく、ルカ子に襲われる所だったな。今回はダルが要注意だ。」
「絶対に岡部のせいだ。絶対に許さない、絶対にだ。」
落ち着け、あと設計は助手よ、お前だ。
「どうしよう、電源いれてみたけど、変化ない……。」
無視された。うむ、電源が入らない位なら分かる。コンデンサが3つばかり、破裂しているからな。
「さっさと買ってこい!あと橋田に絶対今日は来るなっていっとけ!」
「店が開くまでまだ時間がある。まあ、幼児体型を堪能しておくのだな、クリスティーナ。」
「――っっくぅーーーー!!」

――結局、コンデンサを付け替えても、変化無しだった。
「ねえ、本当に橋田を呼ぶの?」
「仕方ないだろう。あいつしかわからんのだから。」
コミマに行っているダルに、とりあえず連絡をいれる。
すぐに来てくれるそうだ。――ただし、縮んだクリスティーナを見せる条件付きで。
「あんの、HENTAI!ひっぱたいてやる!」
「今のお前の体型では、ただのご褒美だ。」
――助手は子供のように、落ち着きがなく動き回っていた。
ラボ内をとトテトテと歩き回り、まるで下の小動物みたいに、カップ麺に目を輝かせたり。
「助手よ、行動が幼稚化しているぞ。」
「うっ……否定は出来ないわ……。」
助手によると、脳の活動は体型に引きずられる部分も多いらしい。
それを説明する助手も、あの小動物みたいな、舌っ足らずなしゃべり方になっている。
「ただいまだお!」
「トゥットルー☆」
コミマ組が帰ってきた。助手はすごい勢いで、シャワー室に逃げ込む。
「牧瀬氏がロリロリになったって本当かお?見せてくれなきゃ協力しないお。」
ダル、落ち着け。
「あー、クリスちゃーん!かぁわいいー!」
シャワー室からこわごわ顔を出している助手に、まゆりが駆け寄る。
「うわっ、ちょと、まゆり、やめてよぉ!」
ひょいと持ち上げ、助手を高い高いするまゆり。
「ぶはっ!マジで悟りの領域!ワイシャツだけとか、オカリンなにを堪能してたんだお!」
「そぉだよー、綯ちゃんの服とか、借りてくればよかったのに。」
無茶言うな。俺が子供の服を買いに行ったり、ましてや店長に借りに行ったりしたら、それこそ通報ものだ。
しかも助手はワイシャツのみ。ヘタに連れて歩いたら、120%お縄だ。
「あぁ~、かぁわいいねぇ~。ねぇねぇクリスちゃん、このままでもいいんじゃない?」
助手の頭をなでて、まゆりは幸せそうな顔をしている。
「ま、まゆ氏!gjな提案!!」
ダル。さっさとガジェットを直してくれ。
「普通に考えて、天才幼女とか萌えるだろjk。」
頼むダル。コーラ代一月でどうだ。
「うーん、コーラより、直すあいだ牧瀬氏を膝にのせたり、ひっぱたいたりしてくれなきゃいやだお!」
「やだこのHENTAI!」
「クリスちゃん、小さい女の子は、汚い言葉をつかっちゃ、メーっなのです。」
「う、う、でも。」
「さあ、牧瀬氏!僕の膝においで……。」
「あぁー!あとで覚えてろよ!」

――なんだかんだで、ダルの紅莉栖に対する扱いは子供のあやしを超えなくてほっとした。
紅莉栖も順応しているというか……確かに、体型に脳の行動が引っ張られるというのは本当だな。
ダルの膝でうとうと仕掛けて、ハッと大人の助手の表情に戻るところとか、正直俺も陥落しかけた。

「できたお!」
さすがダル、スーパーハカー!
意気揚々と電気をいれると、驚くほどの放電現象が起きて……。
「うああああああああっ!!!見るな!見るな!」
ワイシャツだけの、18歳に戻った助手がいた。
この展開を予想できなかったとは、助手よ、お前も甘いな。
慌ててシャワー室に駆け込んで、まゆりに服を頼んでいるが……。
「あれあれー、今度は、まゆしぃが縮んじゃったのです。」
……無限ループって、こわくね?
----------